キンジェー(菜食週間)とタラートノイ2023
タイではキンジェーという菜食習慣があります。キンジェー週間になるとタイでは黄色旗に、キンジェー「齋」と書かれた旗を目にします。この時期にしか食べれないピーナッツのお菓子がタラートノイで売られるよと以前散策時に友人に教えてもらい、今年こそは絶対食べたい!と思い行ってきました。タイのキンジェーについてぜひ知っていただき、この時期を楽しんでいただけたらと思います。
キンジェーとは
2023年のキンジェー(菜食週間)は10月15日~23日までです。
タイで例年、中華系タイ人を中心に行われる菜食週間(タイ語名:ギンジェー)が2023年は10月15日から23日まで開催される。期間中は身を清めるため、肉類や卵、酒類、味付けが濃い調味料、ニンニクやネギなど香りの強い野菜の摂取を控える。小売店や屋台などでは「齋」(さい:心身を清めて飲食を慎むこと)の文字がついた黄色の旗を立て、菜食食品を販売するところが多い。牛乳を豆乳で、肉をプラントベース肉で代用したりと、期間限定のメニューを販売するレストランもある。バンコクのヤワラート通り(中華街)や南部のプーケット島などでは菜食祭が開催される。
JETRO:https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/10/264d655e2bfcc7aa.html
ピーナッツのお菓子「トゥップタップ ขนมตุ๊บตั๊บ」
この時期にしか作られないピーナッツのお菓子です。ピーナッツアメとしてよく紹介されていますが、食べてみるまでどのようなものか分からなかったのでどのようにして作られているかご紹介します。
トゥップタップの作り方
カノム・トゥップタップは、「ピーナッツ」と「砂糖」の2つの材料で丁寧に作られたデザートです。豆は炭火で高温になるまで焙煎され、よく火が通りますが、焦げることはありません。よくローストしてから砂糖を煮込みます。ほぼカラメル状になるまで煮ます。次に焙煎した豆を入れて混ぜます。
固まるのを待ってから ある程度の熱を和らげて、温かくても寒くないときに軽くたたき、回転させます。このリズムが「タブタブ」の名前の由来です。適切な時間と速度を使用します。豆と砂糖が一つの粘稠度になるようにします。後は急いで伸ばします。次に、キャンディーそのものと同じように、豆と砂糖で作ったフィリングを加え、徹底的に叩きます。
True ID :https://food.trueid.net/detail/yGr7qwY33lnA
ピーナッツアメの「トゥップタップ」が買える場所
一年に一度しか買えないため、以前タラートノイを訪れたもののお店が空いていなかったためと今年初めて歩きようやく場所が分かりました。
MRTフアランポーン駅の1番出口を出て、橋を渡り真っ直ぐ歩くと黄色いロボットのような像が見えてきます。その道を渡りまっすぐ進むと徐々に細い道になってきます。
チョーシューコン廟(清水祖師廟)という神社を目指していきます。この神社周辺にキンジェーの屋台が多く売られていて、トゥップタップも売っています。
トゥップタップの老舗「トゥップタップラオペ」
トゥップタップの老舗として有名なお店は、トゥップタップラオペというお店で神社入り口手前にあります。一際人が並んでいるのですぐに見つけることができるかと思います。
お店というか屋台に近い雰囲気です。細い小道に横長くお店があります。一つ50バーツで、11時半頃に行った時にはもう前で並んでいる人で終わりだよと並んでいる人に教えていただきました。老舗といわれているお店をぜひ食べたいと思っている方は早めに行かれることをおすすめします。
住所:Phanu Rangsi Alley, Talat Noi, Samphanthawong, Bangkok 10100
Facebook:https://www.facebook.com/toobtubblaopae/
他のトゥップタップのお店
老舗のトゥップタップラオペ以外にも、タラートノイにはトゥップタップが売っています。私が探し回って一番にかったお店は、チョーシューコン廟(清水祖師廟)の内にあるお店でした。
神社の一角のお菓子売り場にもトゥップタップを作っていて、ここでは3種の味(ピーナッツ味・カシューナッツ味・ゴマ味)が各40バーツで売られていました。
ちょうど切り分けている横にいたので、「チムダイマイカ?(味見していいですか?」と聞いてみると快く「ダイカ(いいですよ)」と言ってくださったので、出来立てのカシューナッツをいただきとても美味しかったのでここで3種類それぞれ買ってきました。
左から、ピーナッツ、カシューナッツ、ゴマのトゥップタップです。娘とカシューナッツが一番美味しいという結論に😁
トゥップタップのちょっと変わった味も食べてみたい方にはおすすめです。
タラートノイのキンジェーの様子
チョーシューコン廟(清水祖師廟)では、参拝の方が多く賑わっていました。キンジェー時期の参拝は、全身白色でないと参拝できないようで白一色で参拝されていました。
揚げ物や水餃子のようなキンジェー料理屋台がたくさん並んでいます。細い小道に色々なこの時期にしかない屋台がでており、まるで日本の縁日のような感じでとても楽しめました。一年に一度の限られた日にのみ行われるキンジェー週間。一度足を運んでみてはいかがでしょうか。またタラートノイにはおしゃれなカフェ・レストラン・ウォールアートがあるので、よろしければ過去ブログをご覧ください!